厚生労働省の調査によると平成22年度の准看護師全体の平均年収は398万円でした。平成15年の平均年収が403万円となっており、以降ほぼ横ばいの状況が7年間続いています。ちなみにこの期間、サラリーマンの平均年収は年々低下しており、平成15年が444万円、その7年後の平成22年は412万円となっており、サラリーマン全体の平均年収と准看護士の平均年収の差は年々埋まってきています。一方で看護師の年収と比較すると概ね15%程度、看護師の平均年収が准看護師の平均年収を上回っており、この差は縮まっていません。
准看護師の年収とサラリーマンの年収推移
平成15年 | 平成22年 | |
---|---|---|
准看護師平均年収 | 403 | 398 |
看護師平均年収 | 464 | 469 |
サラリーマン平均年収 | 444 | 412 |
データから考えると、サラリーマンと比較すると准看護士の仕事は非常に安定していることがわかります。高齢化社会の進展に伴い、准看護師の需要は今後もますます増加する可能性が高いため、年収も安定的に推移するでしょう。
一方でほぼ同じ仕事を行う看護師との差は埋めがたいものがあることも事実です。実務上、看護師と准看護師の職務にほとんど差がないのは周知の事実です。今後のキャリアを考えるのであれば准看護師として看護師としての腕を磨きながら、正看護師にステップアップするというのが仕事面でも年収面でも最も有利な選択肢と言えるでしょう。
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